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うみねこ通信 No.7 平成12年1月号

食事アンケートの結果について

栄養管理室長  舘 弘子

昨年10月に入院患者さん31名と病院幹部職員12名の計43名を対象とした9食分(朝、昼、夕3日分)の詳細な食事アンケートを実施いたしました。

食事の種類別では普通食24名、全粥食5名、学童食4名、糖尿病食と心臓病食は各3名、腎臓病食と妊産婦食は各2名で、性別では男性23名、女性20名でした。

以下、「おいしくない」点を中心に分析し、報告します。

「おいしくない」理由は“水分が多くて、柔らかすぎる”というもので、性別では、女性全体の2%に対し男性全体の14%と、“水分が多い”ことへの不満は男性に集中しました。

当院では、毎年実施している嗜好調査で希望の多い“柔らかめ”にご飯を炊いております。固めをご希望の場合は、看護婦にお話し下さい。できるだけご希望に添うようにいたします。


種類別では、普通食の13%、全粥食の20%、妊産婦食の28%、蛋白質や塩分の制限がある腎臓病食の33%の方々が「おいしくない」と回答されましたが、糖尿病食では0%、学童食では3%と食事の種類によりその比率に大きな差がありました。

主菜は、病気の状態により、食事の種類や調理上の制限などがありますが、さらに工夫を重ねてまいります。


「おいしくない」と回答された方は17%でした。

なかでも、塩分制限のある心臓病食の31%、学童食の33%と高く、特に、妊産婦食は50%が「おいしくない」という結果でした。性別でも、男性全体の 11%に対し女性全体の25%と女性(学童4名の36%、20代~50代13名の26%、60代以上3名の7%)の不満が高く、コメントに“嫌い”とあるのが目立ちました。

野菜料理は、調理方法により色が変わったり、多少くずれた感じになることもありますが、見かけ以上に野菜の種類と摂取量は多く、消化吸収も良くなるよう配慮しています。


医療の一環である病院食は、“日常の食事”と違うところがあるかもしれません。当院では“家庭料理”をベースに、成長や体力維持に必要な栄養のバランスのとれたものを皆様に喜んで食べていただけるよう、心をこめた手作りの料理にこれからも努めてまいります。

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