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院長 橋本 功
青森労災病院理念 |
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「やさしく、あたたかい病院」 |
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■青森労災病院における「患者の権利と責任」
この度、当院は、上に掲げたように、「病院理念」並びに「患者の権利と責任」に関する宣言を制定しましたので紹介させて頂きます。
病院理念について
これからの医療は患者さん中心の医療でなければならないと考えます。患者さん中心の医療とは、患者さんの病気を診るだけではなく、患者さん一人ひとりの人格・人権を尊重し、患者さんには「病を持っている人間」として接していくことを意味しています。そのような医療を実践するために、まず、私たち職員全員が「医療の主人公は患者さんである」ということをしっかり認識し、患者さんの権利を尊重しなければならないと思います。さらに私たちは、信頼のおける良質な医療を提供したいと考えております。そのため、病院・職員が一体となって常に研鑽につとめ、医療の質を向上させる決心です。また、当院の使命は、労災病院として勤労者の健康を管理することですが、県南地域にある総合病院として地域医療に尽くすことも社会的責任として課せられております。そこで、これらをまとめて、上記の3つの基本方針とし、最終目標を「やさしく、あたたかい病院」としました。私たちは、これから、この理念を職場の合い言葉にして、毎日の診療に努めて参りたいと考えております。
患者さんの権利と責任について
病院理念の基本方針の第1項に記した患者さんの権利として、いくつか挙げられますが、まず、思いやりのある医療を受ける権利は当然です。次に、病気の病状、今後の見通し、検査や治療の内容とその危険性などを、医師その他の職員から理解できるように説明を受ける権利があり、十分納得・同意した上で自分が受けたいと思う検査や治療法を選ぶ権利があります。プライバシーを守られる権利ももちろんあります。なお、治療効果を上げるため、患者さんは、医師その他の職員と協力することにより医療に参加して下さるようお願いします。患者さんの権利について、何かご意見がありましたら、ご遠慮なく医師、看護婦、その他の職員にお申し出下さい。また院内各所に設置してある投書箱をご利用下さい。私たちの病院では患者さんから頂いたご意見を尊重し、日常の診療の改善に役立てたいと考えておりますので、どうぞよろしくお願いします。