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検査科技師長 葛西 清美
病院で採血や検尿をしたことはありますか?実はそれが臨床検査です。臨床検査は、患者から採取した血液や尿、便、細胞などを調べる「検体検査」と心電図や脳波など患者を直接調べる「生理機能検査」の二つに大きく分けられます。
体調が悪いと、危険信号が体から発生されます(例えば頭痛、熱っぽく身体がだるい等)。病院で受診すると問診や聴診などの情報から、投薬などの治療を行います。しかし症状の原因が分からなかったり、同じ症状でも複数の病気が考えられる時もあります。そこで
血液学的検査を受けて検査結果を聞いた時、それらが正常なのか異常なのかが、最も気になるのではないでしょうか。そこで正常と異常の“物差し”となるのが検査項目毎の基準範囲(基準値)です。基準範囲(基準値)は性、年齢、生活習慣、検体採取条件等々で変わります。飲酒が続いた時、連日の疲労が蓄積していた時、検体採取が早朝或は午後で、運動後などで項目により結果が変化します。拠って検査結果と見比べる時は、あくまでも一般的な目安だと考えたほうが良いかも知れません。
検査結果で、疑問に思ったり悩んだりしないで医師に相談するのが一番です。問診から、全身状態から、検査結果から総合的に判断し、あなたの健康状態を把握してくれます。
節目毎[ふしめごと] の健康診断は、楽しい毎日を約束します。
普段から自分の身体に関心・興味を持ってください。