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うみねこ通信 No.95 平成19年5月号

竹川新副院長就任挨拶

竹川副院長このたび河津副院長が院長に就任されましたのでその後任として副院長に就任いたしました竹川弘美(たけかわひろよし)です。
私は平成3年4月に青森労災病院に赴任いたしまして16年経過しました。この間循環器呼吸器内科部長として主に肺疾患、心疾患の診療にあたってきました。ここまで勤務できたことに対して皆様に感謝したい気持ちでいっぱいです。今後も微力ながら職務を全うすべく努力していきたいと思います。

私は1972年弘前大学第二内科に入局以来ほとんど第一線の病院に勤務し、臨床の最前線を経験してきました。この中で臨床医として何が一番大切かと考えたとき“患者さんやその家族の方と信頼関係を築くこと”の一語に尽きるのではと思っています。多忙な勤務状況の中でも患者さんの訴えや家族の方々の要望を素直に聞いてあげることが内科医としては基本的なことであり、信頼関係を築く一歩になることに疑いはないでしょう。信頼関係が構築されることによって、進歩していく医学の過程の中で医療者側は質の高い医療を提供し、それを患者様にも確実に受け入れてもらえる体制が整うのだと信じております。少し飛躍した話になるかもしれませんが、ES細胞研究により再生医療も発展し近い将来、心不全や肺気腫と言った疾患も治癒可能になると思えたが、捏造問題が起こり頓挫してしまった。信頼を無くしてしまえば 人類に計り知れない恩恵を与えるかもしれない医学の進歩にストップをかけてしまうことになるのです。医療を取り巻く環境の厳しさは増すばかりですが、医療を受ける立場の患者さんの満足度を高めること、病院で働く医療従事者の満足度を向上させること、そして病院自体の満足度の達成といった目標は現在どの病院も掲げていると思われるが、青森労災病院が掲げている「やさしく、あたたかい病院」という基本的理念を忘れずに私自身も臨床医としての任務を継続しながら皆様の一助となるべく仕事を続けて生きたいと思っています。今後ともよろしくお願いいたします。

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