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うみねこ通信 No.107 平成20年5月号

『脳ドックのすすめ』④

頚動脈病変から脳卒中のリスクを探せ!
MRI・CTだけでなく、頚動脈超音波検査も大事です。

健康診断部部長  宮澤 正

欧米人に比べ日本人には頚動脈の動脈硬化性変化は少ないとされていましたが、食生活の大きな変化によって日本人にも頚動脈病変が増加してきています。

頚動脈の肥厚や異常がある場合、心筋梗塞や脳卒中の発症率が高くなることが知られています。65歳以上の高齢者では60~80%に頚動脈病変が認められ、このうち5%程度が高度狭窄例といわれています。

血液の流れる血管の断面積が50%以上狭窄している高度狭窄例では年間5~7%の人が脳卒中を発症するとされています。動脈超音波検査は全身の動脈硬化性変化の進行程度を捉える上で非常に重要な検査です。