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うみねこ通信 No.108 平成20年6月号

『脳ドックのすすめ』⑤

心房細動は脳梗塞の原因!
心電図で不整脈の存在を洗い出すことも大事です。

健康診断部部長  宮澤 正

「脳ドックなのに、なぜ心電図をとるの?」という御質問がよくありますが、脳梗塞の原因となる不整脈の代表に心房細動があります。心房細動のある人が脳卒中を発症する確率は、心房細動のない人の5倍ともいわれ、年令とともに増加します。80才代の脳卒中の1/4は心房細動によるものとされています。しかも、脳卒中と心房細動を合併している場合には、心房細動のない場合の2倍の死亡率になるといわれています。

心房細動という病気は、心臓にある上下左右の4つの部屋のうち上の2部屋を形成している心臓の筋肉が系統的に興奮収縮せず、バラバラに動いてしまう病気です。このため心臓内に血栓が出来やすく、これが血流にのって脳まで運ばれ、動脈を栓塞してしまいます。

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