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うみねこ通信 No.132 平成22年6月号

原田新事務局長就任挨拶

このたび前牧野隆夫事務局長の後任として就任いたしました原田悟悦です。
私は、昭和51年4月に福岡県北九州市にあります「九州労災病院」に採用されまして、以来34年経過しました。

ご存知かと思いますが、私どもの労働者健康福祉機構は、現在、北は北海道から南は九州まで全国に30の労災病院を開設し、勤労者医療の中核的役割を担うため、働く人々の職業生活を医療の面から支えるという理念の下で、①予防から治療、リハビリテーション、職場復帰に至る一貫した高度・専門医的医療の提供、及び②職場における健康確保のための活動への支援を行っている厚生労働省所管の独立行政法人であります。このように全国に労災病院を展開していることから、事務職は必然的に全国異動することが慣例となっており、私もこの恩恵を受けまして、「九州労災病院」を皮切りに、これまで「関東労災病院」(神奈川県川崎市)、「秋田労災病院」(秋田県大館市)、「美唄労災病院」(北海道美唄市)、「愛媛労災病院」(愛媛県新居浜市)、そして今回縁がありまして「青森労災病院」に転勤となり、6施設目の病院勤務を経験させていただくことになりましたが、私のように北海道、本州、四国、九州の全地域に赴任することができた職員は希少な存在であり、今では機構という組織に感謝の気持ちで一杯であります。

友人・知人等からは、転勤・転勤では大変ということになる訳ですが、当の私は、仕事は何処へ行っても一所懸命頑張るものと割り切り(家族は割り切りられない)ながら、休日を利用してその土地の醍醐味を満喫させていただいております。また、幸いにも前任地の「愛媛労災病院」は四国ということもあり、一念発起して「四国遍路」(88か所の寺を巡礼すること)を始めることにしました。巡礼する手段は色々ありますが、よく知られております「歩き遍路」は約2か月掛けて全1450km行程約を金剛杖と共に歩き、その土地土地でお接待(お遍路さんに施しを行う慣習)を受け、各寺の本堂と大師堂にお経を納めながら願いを叶えるため巡礼するというものでありますが、私は休日しか巡ることができませんので、やむなく自動車でそれも88番札所から巡る「逆打ち」(1番札所から回る「順打ち」より3倍ご利益があると言われている)を行い、断崖絶壁や山奥(市街にもあります)に建てられた寺に驚き、歩き遍路者と弘法大師の修行のもの凄さを思い浮かべながらも、何とか約1年半を掛けて結願(けちがん:巡礼が終わること)しました。そして最後は和歌山県の高野山にて無事結願のお礼参りを行い巡礼は終結となりました。この「四国遍路」では、自分を見つめ直す貴重な旅が経験できたと思います。

このように、これまで新任地において公私共に様々な貴重な体験ができましたのは、何と言いましても素晴らしい職場とかけがえのない先輩や上司・同僚に出会えたことに尽きると痛感しております。

今回も何かの縁があり「青森労災病院」に転勤できたものと思います。新しい出会いと八戸での生活を大切にしながら、病院全体が明るく、職員が働き易く、当院の理念であります「やさしく、あたたかい病院」を目指すとともに、地域の皆様から選ばれ信頼され愛される病院を念頭に置き、事務局として病院を支えられるよう精一杯頑張っていきたいと考えておりますので、どうぞ宜しくお願い申し上げます。

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