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うみねこ通信 No.165 平成25年3月号

地域医療連携室・医療福祉相談室をご存じですか?

MSW 小笠原 嘉紀

皆さんは、青森労災病院に地域医療連携室・医療福祉相談室(以下、地域医療連携室と略)が設置されているのはご存じでしょうか?正面玄関を入ってすぐ右側にある『①医療福祉相談の方』と表示してある場所が、地域医療連携室となっています。

地域医療連携室には、地域医療とのスムーズな連携とさまざまな相談に対応するため、看護師(ケアマネージャー)1名、医療や福祉などの相談を受ける医療ソーシャルワーカー2名(社会福祉士)と地域医療連携の業務を行う事務員1名の4名が配置されています。業務内容は、地域医療連携業務と医療福祉相談業務を主に行っています。

地域医療連携業務では、FAX・電話による青森労災病院への受診予約、当院の機関誌うみねこ通信等の発送など、PRのための広報業務を行っています。皆さんに関わる部分としては、ほかの病院や診療所などから青森労災病院に紹介される時、もしくは青森労災病院からほかの病院(公立病院など)に紹介される時の予約の受付窓口として業務を行っています。

青森労災病院では事前にFAX・電話予約を頂くことによって、スムーズな診療を行うことができ、受診までに掛かる時間を減らすことができます。FAX予約では事前にカルテを準備することができるので、さらに診療までの時間を短縮することができます。

医療福祉相談業務では、患者さんが活用できる各種制度(自己負担が少なくなるものや介護が受けられるもの、便利なサービスが使えるようになるものなど様々あります)の説明やそれらに関連する調整、入院した患者さんの退院、転院の相談など相談内容も非常に幅広く相談を受けています。

具体的には以下のような内容になります。

  • ☆病院に掛かるお金や、生活費等の経済的な不安について
  • ☆さまざまな保険や年金などについて
  • ☆各種公費医療(自己負担が少なくなる制度)の手続きについて
  • ☆身体障害者手帳(便利なサービスが使えます)の申請について
  • ☆色々な施設利用やサービスについて
  • ☆退院後の生活の不安について
  • ☆その他の心配事

近年の社会保障制度改革により、色々な制度が出来たり、内容が変わったりする中で手続きやその内容を説明する地域医療連携室の役割はますます重要になってくると感じています。

またこれまでは、医療機関からのFAX・電話予約だけで予約業務を行ってまいりましたが、平成25年1月より、紹介状を持参された患者さんからの電話予約での受付も開始し、簡単に予約を取ることが可能となりましたので、ぜひご利用頂ければと思います。

今後も地域の医療機関と連携を取りながら、当院のモットーであるやさしくあたたかい病院を心がけ、微力ではありますが地域のために貢献できるよう努力していきたいと思います。

 

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