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うみねこ通信 No.177 平成26年3月号

糖尿病・内分泌センターの開設について

医事課

八戸市の主要死因は「がん」と「循環器疾患」であり、「循環器疾患」による死亡が全体の3割を占めています。循環器疾患の予防は危険因子(高血圧、脂質異常症、糖尿病、喫煙)の管理が中心となります。このことから平成27年度中に「生活習慣病センター」を設置し、これらの疾病に対応していきます。なお、この生活習慣病センター設置の前段階として、平成26年度6月に糖尿病・内分泌センターを開設することといたしました。

そこで糖尿病について、また、センターの内容について当院の糖尿病・内分泌内科 崎原部長に質問してみました。

Q1 糖尿病はどのような病気なのでしょうか?

血液中の糖分(=血糖)の値が増える病気です。本来、血糖は身体中の細胞にとってとても重要なエネルギー源です。しかし。多過ぎると血管の内腔を傷つけ全身に多くの合併症を引き起こします。脳卒中や心筋梗塞等の命に係わる重大な病気の原因にもなります。

残念ながら糖尿病は治る病気ではありません。しかし、上手に血糖コントロールをすることで脳卒中や心筋梗塞を含めた合併症を予防することが出来ます。早期発見・早期治療開始がとても重要です。

Q2 糖尿病かどうか、どうしたら判りますか?

血液検査で判ります。医師に相談するか、健診を受けてください。日本人の10人に一人は糖尿病と言われています。「症状が無いから自分は大丈夫」と思うのは危険です。糖尿病はよほど進行しない限り症状は出ません。自覚症状のないままに深刻な状態に至っているかもしれません。大事に至る前に検査を受けることをお勧めします。

Q3 糖尿病を予防・改善するには、どのようにすれば良いのでしょうか?

糖尿病を予防・改善するためには、食事や運動等の生活習慣の改善がとても重要です。合併症の進行を予防するためには、早い段階から病状を把握し、病期(病気の進行具合)に合わせた適切な対処・治療が必要です。自己判断ではなく専門の医療機関から適切なアドバイスを受けてください。当院では、糖尿病の患者さんがより簡便に最適な治療を受けられるよう糖尿病・内分泌センターを設置することになりました。

Q4 糖尿病・内分泌センターについて、もう少し詳しく教えてください

糖尿病診療では、医師・看護師以外に薬剤師・臨床検査技師・理学療法士・管理栄養士等の多くの医療スタッフが患者さんの治療に係わります。患者さんのかかりつけ医院や全身の合併症診療に係わる他科の医師協力も重要です。当センターでは、これら多くの専門家と主治医が綿密に連携し、生活習慣の是正を含めた多角的な治療を推進し、医療スタッフ一同が協力して、患者さん中心の診療を目指します。

青森労災病院糖尿病・内分泌センターが目指すチーム医療

糖尿病・内分泌センター開設時にはオープンハウスを開催し、地域の皆さんにご覧いただきたいと思います。開催時期につきましては、詳細が決定次第お知らせいたします。

 

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