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うみねこ通信 No.277 令和4年7月号

人間ドックを受けてみませんか?

医事課

みなさんはどのようにして自分の健康に気を配っていますか?運動や食生活に気をつけている方も多いと思います。「人間ドックを受けてみる」という選択肢はお持ちでしょうか。30 代を過ぎると、「若い頃から健康には自信がある」との思いとはうらはらに、老化現象は着実に始まります。高血圧、高脂血症、高血糖、肥満等の生活習慣病は、ほとんど自覚症状がありません。がん、脳卒中、心臓疾患などは、気がついたときには手遅れというケースもあります。身体を総合的に検査することで、自覚症状のない病気や将来的に引き起こす可能性がある病気の発見率も高まります。責任が重くなる世代だからこそ、定期的に自身の身体の状態をチェックできる人間ドックの受検をお勧めします。
では、人間ドックとはどのようなことを行うのでしょうか。身体を定期的にチェックするものと言えば健康診断を思い浮かべる方もいると思いますが、人間ドックと健康診断は少し異なります。まず、企業に勤めている方は労働安全衛生法に基づき年に一度、健康診断を受けることが義務づけられていますので、健康診断を受けたことがある方は多いと思います。会社を通して受ける健康診断では検査をする項目が決まっており、身体測定・血液検査・尿検査・胸部X線などを行います。それに対し、人間ドックは基本的に個人が自発的に受けることになりますので、人間ドックを受けたことがない、知らないという方もいます。健康診断で挙げた一般的な項目を検査するのはもちろんのこと、そのほかにも胃透視や胃カメラで消化器疾患を調べること、頭部MRI・MRA検査で脳の状態や脳疾患の有無を調べることなどができます。検査範囲が広がることで、健康診断だけでは見つけられなかった疾病の発見や予防につながります。また、人間ドックは医療機関によってさまざまなコースやオプションが用意されています。実施している医療機関によって異なりますが、脳や肺など特定の器官を調べることに特化したものや、男性・女性特有の病気を調べる検査などが挙げられます。一例として、男性なら前立腺がん検査、女性なら乳がん検査などがあります。ご自身の希望に合わせて受検するコースを選んだり、オプションを組み合わせたりすることができるのも人間ドックの特徴のひとつです。人間ドックは、保険が適用されない自由診療のため全額自己負担が基本ですが、補助金が出る場合もあります。国民健康保険に加入している方は、お住まいの市町村からの補助が適用される場合があります。
社会保険に加入の方は、加入している健康保険組合や協会けんぽから費用の一部を負担してくれるケースもあるため、事前に確認しておきましょう。人間ドックの検査内容や費用、受検にかかる時間などは医療機関によって異なります。まずは一度、お近くの医療機関にお問い合わせのうえ、お申込み下さい。
当院では、「早期発見、早期治療」とともに、予防医療にも力を入れております。健康は『幸福の礎(いしずえ)』です。みなさまの生活習慣のひとつに人間ドックを加えていただけると幸いです。
 

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