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広報誌「えんかうんたー」 第90号 2019.3月

勤労者予防医療部からのお便り「えんかうんたー」
「餞別とお土産」のお話

日本人の贈答習慣のうち、最も頻繁に行われるものは旅行土産だそうです。餞別は、引越しや転勤などの際に贈られますが、かつて餞別と土産はセットで旅の習俗として欠かせない習慣でした。

日本の慣習の中でもことさら重要なのが贈答です。その中でも土産は現代でも馴染み深いものでしょう。国内であれ、海外であれ、どこへ行っても土産を買って回る日本人の姿は有名です。日本人は近所や職場の人にも土産を買いますが、外国人は家族・友人にのみ買っていくそうです。

また、餞別は引越しや転校、転勤、長期旅行などの際に、「新しい環境になっても今まで通りお元気で」「これからもよろしく」などの意味を込めて、転居先で役立つような物品や金銭を贈ります。欧米では餞別という習慣はあっても、餞別に金銭を贈ることはないようです。交通機関が未発達だった昔は、遠出の旅行には苦難・困難がつきものでした。そのため、人々は旅に出る人の安全を祈願し、物品や金銭、詩歌を贈ったり、宴を催しました。平安初期の『土佐日記』にも「うまのはなむけ」という言葉が記されており、餞別の習慣はかなり古くから存在したようです。「餞〔はなむけ〕」という言葉は本来「馬の鼻向け」という意味で、旅立つ人の目的とする方向へ見送る人が所有する馬の鼻を向けてその安全を祈ったことに由来します。

「土産」は元々「宮笥〔みやげ〕」といい、寺院や神社に参拝した際の神の恩恵を、お守りやお札等の仏や神にまつわる物品と共に近所や親しくしている人々に分けようとしたのが本来の意味だといわれています。その後、室町時代には公家が伊勢神宮に参詣した際、木綿や小刀、毛抜き等の日常的な物品を土産物にしています。江戸時代には土産物屋が登場し、寺社参りの興隆と共に土産の習慣は定着するようになりました。

かつて村落では、旅行費用の積み立てを行ったところもあったようです。旅行者は村の代表として、村人から集めたお金で遠くの寺社に参拝し、帰郷の際には旅費の代わりに神仏の恩恵(お守りやお札など)と共に土産話を聞かせていました。村人たちは普段耳にすることのない異国の話を聞き知見を広げました。

友人やお世話になっていた人が引越しをする場合、今までの感謝の意をこめて現金や物品の餞別をすると喜ばれるものです。品物の場合、引越しの際に邪魔にならないよう、あまり場所を取らないものが好まれるようです。きちんと包む際は、紅白の結び切りの水引のついた熨斗紙に「餞別」「はなむけ」などと表書きします。目上の人には「餞別」と書くと失礼にあたるので、その場合は「御礼」と書きます。餞別をもらったら、新しい土地や職場に無事移ったという報告を添えて礼状を出します。基本的に餞別のお返しは必要ありません。

参考・ウィキペディア

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看護師のワンポイントアドバイス
「糖尿病」の話 -その2-

前回、1月の糖尿病の話の中で、糖尿病になりやすいチェックリストがありました。

みなさんはいかがでしたか?思ったよりチェックが少なかったと安心していませんか。

今月は、糖尿病について具体的にどんなことに注意すると、糖尿病の予防が出来たり、悪化せずに過ごせるか、そして健康な生活が送れるかについてお話ししようと思います。糖尿病の治療の基本は食事と運動です。

  • ○毎日15~30分間体を動かす時間を増やす。

    ウォーキングやストレッチ・体操・筋トレ等無理のない内容で、継続することが大切です。5分ずつの細切れの時間でも構いません。買い物に歩いていく。バス停を一つ分歩く。食後はすぐに片付けをする等日常生活でも、こまめに体を動かすことをお勧めします。

  • ○1日3食をバランスよく、腹8分にとどめ、よく噛んで食べる。

    これを食べれば糖尿病が良くなるという食品はありません。毎日の積み重ねが大切です。野菜の摂取量は1日350gが目標です。青森県民は目標にはもう少し足りません。あと1皿野菜料理を増やすと目標に近づきます。食物繊維の多い野菜や海藻類きのこ類を先に食べると食後の血糖値の上昇が抑えられます。野菜ファーストの食事を心がけましょう。炭水化物(ごはん、パン等:主食)タンパク質(メインのおかず:主菜) 脂肪(油、バター等)はバランスよく食べましょう。
    必須脂肪酸等、体に必要な栄養素があるので色々な食材を摂るようにしましょう。よく噛むことで食べ過ぎの防止になります。出来るだけ3食を規則正しく食べて、間食・夜食は控えましょう。

  • ○適正体重を維持するようにしましょう。

    アルコールは適量をほどほどに。外食する時はバランスの良いものを腹八分にする。清涼飲料水は控える。等、適正体重を維持して体を動かし、適量の食事を摂ることで、糖尿病の合併症を予防できます。さらにガンや認知症などの予防にも役立ちます。

ストレスにならない程度に、始めましょう。

3日坊主でもまた始めればそのうち習慣になるかもしれません。

継続することを心がけましょう。

青森労災病院 治療就労両立支援部の活動
出張講習会
  • 保健指導講習会[医師・看護師]
  • 栄養指導講習会[管理栄養士]
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