青森県では、県民が身近な環境で質の高いがん医療が受けられる診療連携体制を構築するため、国が指定する「がん診療連携拠点病院」に準じる診療機能を有する病院を、県独自で「青森県がん診療連携推進病院」として指定しています。当院はこの診療機能を有する病院として、平成26年2月6日に指定を受けました。
治療方針の決定を外科、消化器内科、放射線科、病理診断医等複数の領域の専門家による「キャンサーボード」によって十分に検討し、手術、放射線療法、化学療法、またはこれを組み合わせた集学的治療等、最善の治療を行うよう努めており、令和2年1月からは高精度放射線治療を開始しました。
すべてのがん患者さんの診断から治療の終了までの局面において、患者さんの苦痛緩和は最も重要な医療行為であると認識していますので、患者さんご本人の意思と尊厳に基づいてケアを実施します。そのため、多職種で構成される緩和ケアチームを配置して親切丁寧に対応して参ります。また、「緩和ケア外来」を開設し、毎週水曜日に診療を行っております。
がんの早期発見の推進のため、いくつかの自治体様や健康保険組合様から各種がんの個別検診を受託しております。
がん相談支援センターは患者さんからの一つ一つの相談に対し、実際に個別に対応する場であり、がん診療連携拠点病院等における重要な機能の一つです。当センターでは、がんに関わる相談はもちろんのこと、「がんの治療と仕事の両立」の相談や支援を行う専用窓口も設置しており、勤務先に産業医が所属している場合には、当院の主治医と専任の社会福祉士、看護師が産業医と連携をとりつつ、就労を含む療養環境の調整等に係る相談や治療計画の見直しや再検討を行っております。
医療費(入院・通院費用など)に関する事
がん治療に伴う(がん情報に関する事、セカンドオピニオンなど)悩みがある時
がんの緩和ケアや療養上に相談に関する事
がんの治療と仕事の両立に関する事
上記以外(仕事や今後の生活など)の悩みがある時
平日の8時15分から17時(最終受付16時)
予約は不要ですが、内容に寄っては即日対応できない可能性もあります。予めご連絡いただければ十分な時間をお取りすることも可能ですので、ご予約をおすすめします。
予約電話番号:0178-33-1551 地域医療連携室 内線2354
令和6年6月15日(土)にリレー・フォー・ライフ・ジャパン八戸2024(会場:八戸まちなか広場マチニワ)に参加しました。
リリレー・フォー・ライフはアメリカ対がん協会が国際ライセンスを持っている企画で、⽇本では公益財団法人⽇本対がん協会にライセンスが与えられており、がん患者さんやそのご家族を支援し、地域全体でがんと向き合い、がん征圧をめざすチャリティー活動です。
当院の真里谷副院長が「がん放射線治療の進歩」という演目で講演されました。