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診療ニュース No.006 平成19年8月号

診療科のご紹介(第1回)(循環器内科・心臓血管外科)
循環器内科
入院患者数(平均 ; 名) 38.5 外来患者数(平均 ; 名) 132.3
平均在院日数(日) 19.5 紹介率(%) 55.2
心臓カテーテル検査(件) 483 PCI(件) 116
当科の概要

循環器・呼吸器内科の循環器部門として虚血性心疾患(狭心症、心筋梗塞症)、心不全及び不整脈を主体に診療にあたっています。虚血性心疾患に対しては心臓カテーテル検査483例、PCI116例(18年度)、心筋症による心不全にはβブロッカーの導入を行い、不整脈治療には薬物療法とペースメーカー植え込み術を行っています。弁膜症含め、外科的治療の適応のある場合には、当院心臓血管外科に紹介させていただきます。

診療科よりひとこと
循環器・呼吸器内科部長  須藤 直行
数年前から薬剤溶出性ステントが導入され、カテーテル治療の成績は向上しました。具体的には再検査や再治療の回数が減少し、これまでカテーテル治療が行われにくい病変にも対応できるようになりました。当科でも患者さんの病態に合わせ、この冠動脈ステントを使用し良好な成績を得ています。一方、ステントの進歩にも関わらず、内科で対応しきれない状態の患者さんが少なからず存在します。検査の結果を十分に検討し、当院心臓血管外科と連携しながら、患者さんの状態に応じてカテーテル治療と外科治療をうまく組み合わせながら治療しています。
心臓血管外科
入院患者数(平均 ; 名) 19.6 外来患者数(平均 ; 名) 28.7
平均在院日数(日) 27.5 紹介率(%) 90.7
冠状動脈バイパス手術(件) 54 胸部・腹部大動脈瘤手術(件) 34
当科の概要

年間200件以上の心臓・血管外科手術を実施しています。内訳は狭心症や心筋梗塞に対する冠状動脈バイパス手術が最も多く54例、胸部・腹部大動脈手術34例(18年度)、弁膜症に対する手術(弁温存手術を含む)や下肢血行再建手術などがそれらに次ぎます。単独冠状動脈バイパス手術においては90%以上の症例で人口心肺を使用せずに完全血行再建を行っています。下肢動脈疾患においては下腿での再建を躊躇せず、これにより長期の開存を維持することも可能です。

診療科よりひとこと
心臓血管外科部長  小野 裕逸
当科の診療は地区周辺にとどまらず、八戸近隣の広域を対象をしております。高度な専門医療を提供する場として、周辺の医療施設からも評価を得られるようになってきていると思います。心臓疾患、大血管疾患など緊急性が高く、放置すると命にかかわるような疾患を対象とすることが多く、スタッフ一同、日夜努力しております。今後も地域医療機関との連携を深めて、皆様のお役に立てるように努める所存です。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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紹介患者様の診療予約を行っております

当院では地域の先生方から紹介患者様の電話・ファックスによる診療予約を行っております。事前に予約していただくことで、受付にかかる待ち時間を短縮され、スムーズな受診が可能になります。詳しい予約方法については、予約案内を送付させていただきますので、地域連携室までご連絡ください。

地域連携室(内線2515番)担当:内山、大角

高度医療機器共同利用のご案内

当院では所有するコンピュータ断層撮影装置(MDCT)、磁気共鳴断層診断装置(MRI)、ならびに核医学検査(ガンマカメラ)等の医療機器を地域の先生方にもご利用いただき、患者様の診療にお役立ていただくための高度医療機器共同システムの運用を積極的に取り組んでおります。
検査結果は、 当院放射線科専門医のレポートと共に依頼元の医療機関にお届けしております。また、地域の先生方が診療に一層お役立ていただくために、CD-Rの記録媒体を利用した生データ及び動画像等の提供も行っております。CD-Rによる画像提供については、当院のホームページの放射線科の部屋をご覧ください。
また、平成19年5月に以下の医療機器を更新しましたのでお知らせいたします。

  • 電子内視鏡システム
    電子内視鏡システム
  • 誘発電位・筋電図検査装置
    誘発電位・筋電図検査装置

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