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うみねこ通信 No.269 令和3年11月号

乳がんの検診について

外科部長 須藤 武道

日本では乳がん罹患率が年々増加しており、女性のがんの第1位になっています。また、まれではありますが男性にも乳がんがみられることがあります。
現在では生涯罹患率は9%となっており、女性の中で11人に1人は一生のうちに乳がんになることになります。また、他のがんと違い若いうちからなる確率が高く、乳がんになる確率は30代後半から増えてきて、40代後半と60代前半にピークがあります。しかし、早期に発見し治療を行えば生存率は高いため早期発見・早期治療が大切であり、定期的に検診を受けることが他のがんにもまして非常に大切です。
厚生労働省では乳がん検診の方法として、2年に1回のマンモグラフィ検診を推奨しています。マンモグラフィとは乳房を透明な板で圧迫して薄く伸ばし、左右それぞれの乳房に対し、上下や斜め方向からレントゲン写真を撮り、腫瘤や石灰化などの病変をより鮮明に写し出す検査です。ただしマンモグラフィでは乳房が圧迫され痛みを感じることがあり、また、乳腺が発達している方の場合は病変がみつけにくいことがあります。
その他、乳房超音波検診もあり、乳腺が発達している若い世代でもしこりが見つけやすく、小さなしこりも発見できるのが特徴です。一方、乳がんの石灰化を画像に映し出すことは難しいため、石灰化が見つけにくいことがあります。
当院ではマンモグラフィと超音波検診を組み合わせて検診を行っています。また、当院ではMRIによる検診を受けることも可能です。MRIでの健診はマンモグラフィと比べ放射線の被曝がなく、乳腺が発達しているデンスブレスト(高濃度乳腺)の場合も影響を受けないため腫瘍を見つけやすいとされています。
検診で石灰化や腫瘤などが見つかった場合、精密検査が必要になります。乳腺には良性の腫瘍やのう胞などの非腫瘍性病変ができることも多いのですが、悪性の可能性も否定できないため検査を受けることが必要です。精密検査は当院の場合外科で行い、乳房の触診や超音波検査、病変を超音波で確認しながら病変に細い針を刺して細胞を取る検査(細胞診)などでがんの有無を検査します。
がん細胞が見つかった場合やがんが疑わしい場合は必要に応じて、細胞診よりも太めの針を使った針生検や、CT検査、骨シンチ検査、MRI検査などでがんの広がりや性質を調べ、検査の結果に応じて、手術やホルモン治療、化学療法などの治療を組み合わせ、患者さんにとって最適な治療を患者さんやご家族と相談して行っていきます。また、検診ではなく、自分で乳腺にしこりを触れ検査を希望された場合も、外科で精密検査を行います。心配なことがあればご相談ください。
 
乳がん検診のご案内

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