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がん治療患者においては、抗がん効果が期待される一方で有害事象に苦しむ場面も多くみられ、有害事象を可能な限り低減させる身体的ケアは重要です。我々は過去に、乳房温存手術後乳がん患者への術後放射線治療に際して、抗酸化物質を多く含む食品を摂取することで皮膚炎など照射終了後の急性有害事象緩和促進を図ることを試み、成果を挙げてきました。
現在我々は、当院の高精度放射線治療において最多の対象疾患である限局性前立腺がんの患者が治療中および治療終了後早期に悩まされる、照射前処置(尿、便)関連の不快および尿路急性有害事象(尿路刺激症状)に対する身体的ケアをテーマとして、苦痛軽減や、症状緩和促進を図る積極的取組を考案、推進しています。