CTとはComputed Tomography(コンピュータ断層撮影)の略で、360°方向からX線を照射し短時間で全身の輪切り(断層)像を撮影する検査です。コンピュータの発達で様々な方向からの断面像を再構成することも可能です。
当院では2017年12月に新しく64列128スライスCT装置を導入しました。
モデルベース逐次近似再構成により画像のノイズ、アーチファクトを低減できるため、少ない線量で高分解能な画像が可能となります。このことにより撮影時の被ばく線量が従来の50%~80%くらいまで低減できます。そのほか低管電圧撮影と組み合わせる事により、造影剤の使用量を減らしても同等の造影効果が得られます。
低被ばく線量 従来画像
低被ばく線量 逐次近似再構成画像
金属アーチファクト低減技術により、インプラント等金属アーチファクトの低減がはかれる事などから、術後のフォローなどにも優れた画像を提供できます。
従来画像
金属アーチファクト 低減画像
従来画像
金属アーチファクト 低減画像
中央放射線部では、これらの特徴を最大限に生かし、心臓血管撮影、下肢血管撮影、大腸検査など多岐にわたって、より安全で安心な検査を積極的に行っています。
下肢動脈造影
CTコロノグラフィー (大腸内視鏡モード)