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うみねこ通信 No.39 平成14年9月号

高校生一日看護体験

看護師長  磯沼 チヨ

梅雨も明け、県内の高校生が一斉に夏休みに入った7月25日、「高校生一日看護体験」が実施されました。青森県看護協会の事業の一つで高校生に看護体験を通して看護の心を理解してもらい、看護を志す動機づけの一助とすることを目的に毎年実施されているものです。青森県内でこれまでに359名の高校生が一日看護体験に参加し、そのうち134名が看護師として進路を決定しています。この体験は、看護を理解してもらえる絶好の機会になっていると思われます。

今年は9つの高校から39名(うち男子1名)が当院の体験に参加しました。橋本院長より当院の理念「やさしく、あたたかい病院」について、また、佐藤看護部長より看護の心について話があった後、3~4名のグループに分かれ看護体験に臨みました。各病棟で担当者から説明・手ほどきを受けながら、患者さんの髪を洗ったり、体を拭いたり、食事を運んだりとぎこちないながらも一生懸命取り組んでいる姿勢が新鮮でした。最初、緊張の面持ちでしたが、患者さんから「ありがとう、気持ちよかったよ。」「頑張って看護師になってね。」と励まされると、緊張もとれ、やっと笑顔が浮かび会話も弾むようになりました。


体験後の高校生の感想としては、

  • これからの進路選択の参考になった。
  • 将来、この経験を生かせるような仕事をしたい。
  • 歩くことが多く大変だったが、仕事の喜び、楽しさを知り充実した一日であった。
  • 病院の中がよくわかった。
  • 赤ちゃんを抱いたり、患者さんの手足を洗ったり、実際ふれあってみていい仕事だと感じた。
  • 他職種とのコミニュケーションの大切さがわかった。
  • 患者さんに気遣いながら仕事をするのは大変だと思った。
  • 歩き疲れて大変だった。

等、やりがいのある充実した仕事だと感じながらも、仕事の厳しさもわかったようです。「将来は看護の道に進みたい」から「看護の道に進みます」との思いを強くした高校生がほとんどでした。目的意識がしっかりしていて将来を見据えている高校生が多いことが伺われ、頼もしく感じた次第です。

初めて着用した清々しい白衣姿で、記念撮影をし、最後に指導にあたった看護師から「将来、共に働ける日を楽しみにしておりますので頑張ってください。」とのエールが送られ看護体験が終了しました。

高校生が多くの学びを得たことは、患者さんのご協力と励ましの言葉があってのことと深く感謝いたします。一人でも多くの後輩が看護の道を目指して育ってくれることを願い、今後も「高校生一日看護体験」を続けて行きたいと思っております。

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