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放射線科

診療内容

当院は地域医療支援病院であり、放射線医学会の専門医修練施設(診断)です。当科は、近隣施設からの画像診断依頼に対し迅速に施行・読影結果を送付し、機器の共同利用率が高く、信頼に応えています。診断画像は全て画像サ-バ-に保管管理され、院内にはPACS配信、院外へはフィルムもしくはCDで送付しています。今年度にマルチスライスCTの更新があり、平成29年12月8日より128列相当の高規格装置が稼働します。この装置の特徴は、低電圧撮影が可能となり少量の造影剤で良好な造影像が得られ、フル逐次近似法の画像再構成により極めて低線量・低被曝の撮影が可能となります。まさしく、今後10年稼働すべき最新鋭機器であります。MRIは1.5テスラの高性能機種で、高画質、高速撮影による品質の高い画像を提供しております。また、核医学検査も合わせた総合画像診断による精度の高い診断を行っています。放射線治療は、最新型の高エネルギ-放射線治療装置を用いて、治療計画専用CT、治療計画用コンピュ-タ、リアルタイムライナックグラフィ装置等の連携により、迅速かつ高度な放射線治療を行い、治療成績の向上と放射線傷害発生の低減に努めています。また、通院での外来放射線治療も積極的に行っています。

当科の特徴

診断関係では、地域医療機関からの要望に応じて認知症の画像診断の依頼が増加しており、MRIと脳血流シンチのZスコア(標準偏差)の解析による認知症の画像診断・鑑別診断を行っています。また、ドパミントランスポ-タ-シンチによるパ-キンソン病と類縁疾患の診断も増加しております。

IVR関連では、当院は日本IVR学会専門医修練認定施設、腹部大動脈瘤ステントグラフト実施認定施設であり、青森県南の公立病院からIVRの相談・治療依頼に対応し、迅速な外来および入院診療を行っています。IVRとしては主に、化学療法のためのIVHリザ-バ-留置、悪性腫瘍の経皮的動脈塞栓術、原発性肝癌や転移性肝癌に対する動注リザーバー留置、閉塞性黄疸に対する胆道内瘻術などがあります。肝硬変や癌性腹膜炎による難治性腹水に対し、腹腔・静脈短絡:Denver-shunt造設を行い、患者さまのQOL改善に大きく貢献しています。また、頸動脈狭窄に対する頸動脈ステント留置も行っており、脳梗塞発症または人間ドックで発見された患者さまの治療を行っています。さらに、胃切除術後や癌性腹膜炎などの胃瘻造設非適応例に対する経皮経食道胃管挿入術:PTEGを行い、患者様のQOL改善に努めている。IVRの患者様のほとんどが放射線科入院とし、放射線治療が必要な場合は、随時化学・放射線治療を行っています。

放射線同位元素を用いた内用治療として、癌の骨転移による難治性疼痛に対するメタストロン投与、去勢抵抗性前立腺癌の骨転移に対する223ラジウム療法、バセドウ氏病や甲状腺癌術後症例のアブレ-ション療法として131ヨ-ド投与を外来で行っています。

新規放射線治療機器の導入

平成27年9月に高精度放射線治療が可能な放射線治療機器:ライナックが導入されています。この装置は、ル-チンで多門による立体的な照射野が得られる定位放射線治療を施行しております。この技術により周辺の正常組織の線量を下げ、病巣により高線量を照射できます。また、画像誘導放射線治療(IGRT)システムを装備しています。これは、照射の直前や照射中に患者様の画像情報(X線画像等)を利用して、骨やマ-カ-等の位置から照射が正しく行えるのを確認し、また画像情報から照射位置のずれ量を求めて寝台位置の修正を行う精度の高い放射線治療方法です。IGRTと呼吸同期法により、肺癌などでは正常組織をできるだけ避け、より腫瘍に集中した放射線治療と副作用の軽減が可能となります。これらの技術をさらに高度化した強度変調射線治療(IMRT)を導入すべく準備しております。

医師のご紹介
副院長・放射線診断科部長 伊神 勲 / Isao Ikami
専門分野 画像診断、血管造影、IVR 出身大学 弘前大学(昭和58年3月卒)
専門医・認定医等 日本医学放射線学会診断専門医、日本IVR学会専門医、
日本核医学PET核医学認定医、労働衛生コンサルタント、日本医師会認定産業医
臨床統計
下記をご参照ください。
その他のお知らせ
大腸CT検査を開始しました。

当院では、平成29年12月に最新鋭のマルチスライスCTを導入しましたが、平成30年1月より大腸CT検査を開始いたしました。

①CTで大腸を撮影します。
◇仮想内視鏡・バーチャル内視鏡とも言われており、CT画像から3次元画像を作成して、内視鏡カメラで大腸の中を覗いた様に見ることができます。
◇人間ドックや健康診断の便鮮血検査等で要精査の結果のあった方は保険適用となります。
②大腸の中に内視鏡カメラを入れません。
③下剤の量は、コップ1杯程度の少量で検査できます。
④検査は日帰りで、CTの撮影時間は10~20分程度です。
◇検査前に一度受診頂き、検査の説明・問診・検査日の決定を行い、後日検査を行います。
◇検査前日に検査専用の食事を摂って頂く必要があります。

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去勢抵抗性前立腺がんの骨転移に対する、
塩化ラジウムを用いた治療
を開始致しました。
-治療の特徴-
治療は、お薬を注射して行います。
お薬の中にアルファ線と呼ばれる放射線を出す「ラジウム-223」という放射性物質が含まれています。
このラジウム-223は、注射で体内に送られると、代謝が活発になっているがんの骨転移巣に多く運ばれます。
そこから放出されるアルファ線が、骨に転移したがん細胞を攻撃します。
こうした作用によって、骨転移した去勢抵抗性前立腺がんに対して治療を行います。

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新しいパーキンソン病の検査ができるようになりました。

2014年1月から新しいパーキンソン病診断薬が発売されました。
当院でも本剤の検査及び診断に対応しております。詳しくは下記をご覧ください。

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塩化ストロンチウムを用いた骨転移疼痛緩和療法を開始致しました。

2009年より、青森労災病院において塩化ストロンチウムを用いた骨転移疼痛緩和療法を開始致しました。

-治療法について-
この治療法は、骨の痛みをやわらげるためのお薬(塩化ストロンチウム)を注射することで行います
なお、外来でこの治療を行うことができ、このために入院の必要はございません。
通常注射の1~2週間後から痛みがやわらぎ、3ヶ月程度効果が続くとされています。
-お薬のはたらきについて-
治療に適した放射線を放出するお薬であり、注射されると骨の成分であるカルシウムと同じように骨に運ばれ、がんの骨転移部位に長くとどまり、その部位に放射線があたることによって痛みがやわらぐとされています。

なお、治療の詳細等につきましては、当院放射線科にお尋ねください。

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高度医療機器共同利用のご案内
CT・MRI・核医学検査のご利用について

青森労災病院では、当院が所有しておりますコンピューター断層撮影装置(MDCT)、磁気共鳴断層診断装置(MRI)、ならびに核医学検査(ガンマカメラ)等の医療機器を地域の先生方にもご利用いただき、患者さまの診療にお役立ていただくための高度医療機器共同システムの運用を積極的に取り組んでおります。詳しくは画像診断検査の手引きをご覧ください。

当院発行の「診療ニュース」にてアルツハイマー診断にかかる画像診断検査の紹介を行っておりますので、そちらもご確認ください。

検査結果は、当院放射線科専門医のレポートと共に依頼元の医療機関にお届けしております。また、地域の先生方が診療に一層お役立ていただくために、CD-Rの記録媒体を利用した生データ及び動画像等の提供も行っております。詳しくは下記をご覧ください。

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