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うみねこ通信 No.60 平成16年6月号

看護職の資格はいろいろあります

看護部長  池田 都

現在使用されている保健師、助産師、看護師、准看護師の名称は平成14年3月1日に法律で改正されました。

保健師になるには、看護系大学あるいは看護師と保健師の過程の統合カリキュラムをとる養成所で4年学ぶ道と、看護師学校を卒業して、保健師学校で1年学ぶ道があり、いずれも保健師国家試験に合格しなければなりません。

助産師になるには、看護系大学で助産師になるために必要な学科を修める道と、看護師と助産師の過程の統合カリキュラムをとる養成所で4年学ぶ道と、看護師学校を卒業したあと、助産師学校で1年学ぶ道があり、いずれも助産師国家試験に合格しなければなりません。

看護師になるには、高校を卒業してから看護師になるケースとしては看護師養成所(3年過程)、看護大学(4年制)または看護短期大学(3年制)を卒業する。准看護師から看護師になるコースとしては、准看護師として3年以上の実務経験があり、看護師養成所(2年過程)または看護短期大学(2年制)を卒業し、看護師国家試験を受験で合格すると看護師の資格(免許)が得られます。

准看護師になるには、看護師養成所(2年)を卒業し、都道府県知事の准看護師試験に合格することが必要です。
認定看護師、専門看護師という資格もあります。

認定看護師とは、認定看護師に必要な教育を受け、ある特定の分野において熟練した看護技術と知識があることを日本看護協会が認めた者で、その分野の実践・指導・相談についての役割を果たすことが求められます。

特定されている認定看護の分野には、次の14分野があります。

  • 1) 救急看護
  • 2) 創傷・オストミー・失禁(WOC)
  • 3) 重症集中ケア
  • 4) ホスピスケア
  • 5) がん性疼痛看護
  • 6) がん化学療法看護
  • 7) 感染管理
  • 8) 訪問看護
  • 9) 糖尿病看護
  • 10) 不妊看護
  • 11) 新生児集中ケア
  • 12) 透析看護
  • 13) 手術看護
  • 14) 乳がん看護

専門看護師とは日本看護協会専門看護師認定に合格し、ある特定の専門看護分野において優れた看護実践能力を有することが認められ、審査に合格し認定証を受けた者をいい、認定を受けるには保健師、助産師、看護師の資格取得後、実務経験5年以上で3年以上特定分野の経験があり、専門看護師の教育終了後1年間の実務経験が必要です。専門看護師認定審査受験資格は日本国の保健師、助産師、看護師のいずれかの免許を有すること。所定の教育を終了していること。看護系大学または同等以上の教育を受けていることが必要です。

専門看護師はその分野において、実践・相談・調整・倫理調整・教育・研究活動をすることが求められます。

専門看護の分野には、次の6分野があります。

  • 1) がん看護
  • 2) 精神看護
  • 3) 地域看護
  • 4) 老人看護
  • 5) 小児看護
  • 6) 母性看護

なお、認定看護師、専門看護師はレベル保持のため認定更新を5年毎に行っています。

看護職には現在いろいろ選択肢がありますので、お知らせしたくて書きました。

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