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うみねこ通信 No.109 平成20年7月号

『脳ドックのすすめ』⑥

肥満・高血圧・糖尿病・高脂血症は動脈硬化を促進させる因子です。
脳卒中・心筋梗塞にならないためには?

健康診断部部長  宮澤 正

今、話題となっている「メタボリック・シンドローム」の身体的特徴は、血圧・血糖値が少し高目で、下腹が出ている肥満の人に多いということです。

「肥満」「高血圧」「高血糖」「高脂血症」が動脈硬化の危険因子である事は、現在までの医学的研究によってあきらかです。これらの危険因子を複数持っている人は健康人と比べ脳卒中や心筋梗塞を発症しやすくなっています。日本企業の労働者の調査で、危険因子1つで心臓病の発症リスクが5倍、2つで10倍、3~4つでは31倍にもなることがわかっています。日本の高血圧患者数は3,900万人、高脂血症は2,200万人、糖尿病は(予備群を含め)は1,620万人、肥満症は468万人とされ、年々増加しています。

当院の総合脳ドックは、肥満の評価、及び血糖、血中コレステロール値、血圧測定がされるとともに、MRI・MRAや頚部超音波検査により動脈硬化の程度が評価され、脳卒中・心筋梗塞の発症予防に役立てられています。