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うみねこ通信 No.124 平成21年10月号

新型インフルエンザ予防について

感染管理認定看護師  工藤 朝美

今年4月、メキシコに端を発した新型インフルエンザは、いまや日本中に拡大しつつあります。この新型インフルエンザは、感染してもほとんどの方が軽症で回復していますので、厚生労働省は熱や咳があり、新型インフルエンザに感染している可能性があっても、症状が比較的軽く、自宅で療養できる方は、診療所や病院に行く必要はないとしています。 ただし、次のような方は、治療の経過や管理の状況によりインフルエンザに感染することで重症化するリスクがあると考えられていますので、なるべく早めに医師に相談しましょう。

  • ☆ 慢性呼吸器疾患
  • ☆ 慢性心疾患
  • ☆ 糖尿病などの代謝性疾患
  • ☆ 腎機能障害
  • ☆ ステロイド内服などによる免疫機能不全
  • ☆ 妊婦
  • ☆ 乳幼児
  • ☆ 高齢者

また、もともと健康な方でも、次のような症状を認めるときは、すぐに受診をしてください。

  • ☆ 呼吸困難または息切れがある
  • ☆ 胸の痛みが続いている
  • ☆ 嘔吐や下痢が続いている
  • ☆ 発熱が続いている
  • ☆ 病状が長引いていて悪化してきた

外来を受診する場合は、あらかじめ電話をして受診の時間や方法などを確認し、さらにマスクをして受診しましょう。妊娠している方は、かかりつけの産科医師に電話をして、受診する医療機関の紹介を受けましょう。また、救急車(119番)を呼ぶときには、必ずインフルエンザの症状があることを伝えて下さい。

同居しているご家族が新型インフルエンザになった場合には、以下のことを心がけてください。

<患者さん>

  • 咳エチケットを守りましょう
  • 手をこまめに洗いましょう
  • 処方されたお薬は指示通りに最後まで飲みましょう
  • 水分補給と十分な睡眠をとりましょう

<ご家族の方>

  • 患者さんの世話をしたあとなど、手をこまめに洗いましょう
  • 出来るだけ患者さんと別の部屋で過ごしましょう
  • 患者さんと接するときには、なるべくマスクを着用しましょう
  • ※ 患者さんの使用した食器は通常の洗浄で大丈夫です。
  • ※ 患者さんの衣類は、通常の洗濯および乾燥で大丈夫です。
  • ※ 熱がさがっても、インフルエンザの感染力は残っていることがあります。
    少なくとも熱が下がってから2日間は外出を避けましょう。

《咳(せき)エチケット》 ※咳やくしゃみとともにウイルスが放出されるのを防ぎます。

  1. 咳やくしゃみをする時には、周囲の人からなるべく離れましょう。
  2. 咳やくしゃみをする時には、他の人から顔をそらし、ティッシュなどで口と鼻を覆いましょう。
  3. 使ったティッシュはすぐにゴミ箱へ捨てましょう。
  4. 咳やくしゃみを抑えた手を洗いましょう。
  5. 咳やくしゃみがでている間は、マスクを着用しましょう。

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